| ■果実と温泉の郷 温泉ガイド |
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小説や伝説で名高い笛吹川の流域に豊かに広がる石和温泉。甲府盆地のほぼ中央に位置し、四方を大菩薩連嶺や南アルプス、
富士山、御坂山塊などに囲まれた美しい環境の中にある。
観光地石和温泉の特長は、道路整備や高速交通機関などが発展しているため、御岳昇仙峡をはじめ、富士五湖や身延山、
八ヶ岳山麓など、この地を拠点として県下のどこへでも簡単に足をのばすことができることだ。
また石和の町は、春の桃の花祭り、夏の温泉祭り、秋のぶどう狩り、冬のワインまつりなど家族連れでも気軽に楽しめる
イベントがいっぱいある。「新日本観光地百選」全国第3位、グループ旅行ファミリー部門でも第4位にランクされている。
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| ●石和温泉のはじまり |
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石和は、戦国の武将武田信玄ゆかりの地であり、武田一族の館や石和代官所なども置かれ、甲州街道の宿場町としても古くから
栄えてきた。
石和が温泉地として全国に知られるようになったのは、昭和36年1月のこと。突然ぶどう畑の中から摂氏60度の高温泉が多量に
湧出したのだ。これが石和温泉のドラマチックな幕開けとなった。昭和36年当時は畑の中に”青空温泉”(左写真)が造られ、大いに賑ったという。
それから約40年、今ではホテル旅館も100軒を数え、ぶどう、桃、りんご、柿などの全国屈指の果実産出と温泉を軸とした、
「果実と湯の郷」として広く知られるようになり、年間300万人もの観光客が訪れている。
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| ●笛吹川伝説…「笛吹権三郎」 |
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昔、上釜口の井沢(現三富村)に母親と二人暮らしの権三郎という孝行息子がいた。笛がたいそう好きで、また上手だった。
ある晩、豪雨のため子酉(ねとり)川が氾濫し、母子は濁流にのみ込まれてしまった。
若い権三郎は、流木につかまって九死に一生を得たけれども、母親はそのまま流されてしまった。助かった権三郎は、
自分の名を呼びながら流されて行った母親のことが片時も忘れられず、毎日毎晩母親を探しまわった。母親の好きだった笛を
吹きながら、ずっと川下の方まで川辺を探しまわったのだ。
疲れきった権三郎は、ある日、川の深みで足を滑らし、そのまま沈み死んでしまった。夜になると、川の流れの中から美しい笛の
音が聞こえてくるようになったのは、権三郎が死んでからのことだった。村人たちは、いつしかこの川を笛吹川と呼ぶようになった
という。
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