温泉へ行こう!


支笏湖



空港の近くにありながら、雄大な自然が残る。

札幌の南西に位置し、鬱蒼とした森に抱かれた支笏湖は、周囲約42km、面積78kuのカルデラ湖。今からおよそ3万年前、激しい火山活動によって誕生した。最大深度は360m、田沢湖に次いで全国第2位。 日本最北の不凍湖としても知られ、透明度は25〜40mと抜群の美しさを誇る。洞爺湖を含む周辺一帯は 支笏洞爺国立公園。支笏湖温泉街以外は手付かずの自然が残されている自然境だ。 恵庭岳、樽前山、風不死岳など湖を見守るように鎮座する山々に囲まれ、その湖面は四季折々の美しさを映し出す。


湖底はさながら、自然の美術館

透明度は日本一の支笏湖。1998年の環境調査では日本一きれいな湖に選ばれた。湖底はさながら水草の草原のようで、水中で可憐な花が咲く「お花畑」も見られる。また湖底に沈む水木が集中した「湖底の森」が静かに眠る場所もあり、そこはまさに神秘の世界だ。スキューバダイビングで、そんな神秘の湖を体感することもできる。


湖の名物…チップ(ヒメマス)

ヒメマスは北洋海域に生息するベニザケが陸封(淡水で繁殖)されたもので、阿寒湖が原産。支笏湖のヒメマスは、明治27年(1894)に阿寒湖から採卵し、翌28年に12万匹の稚魚が放されたもの。以後支笏湖の名物になっている。「チップ」という名前は、アイヌ語のカパチェップ(平たい魚)からとられたもので、ヒメマスと名付けられたのは明治41年のこと。現在、道外で繁殖するのは、ヒメマスの名で支笏湖から分与されたものだ。チップ釣りの解禁は6〜8月。この時期は湖畔の緑はいっそう深くなる。


支笏湖畔の温泉

支笏湖温泉

支笏湖の東岸に湧く温泉で、支笏湖観光の拠点。泉質は無臭・透明の純重曹泉。皮膚の表面を軟らかくし、脂肪や分泌物を洗い流す働きを持つ。 支笏湖観光ホテル(0123-25-2211)、支笏湖北海ホテル(0123-25-2221)、休暇村支笏湖畔(0123-25-2201)

交通:
JR南千歳駅よりバス約55分又はJR苫小牧駅よりバス約40分

いとう温泉

支笏湖の北岸に位置するポロピナイの森に立つ一軒宿。支笏湖に隣接した湖畔の岩風呂が人気で、根強いファンも多い。 目前に広がる支笏湖とその対岸にそびえる山々の壮大な景観に魅了される。泉質は弱食塩泉で、消化器系や神経痛などに効く。(冬季休館) いとう温泉(0123-25-2620)

交通:
支笏湖畔ターミナルより無料送迎バス有り(宿泊者のみ)

丸駒温泉

支笏湖の北岸、恵庭岳の麓に立つ一軒宿。 大正4年創業の歴史ある温泉旅館は、創業時から変わらない天然露店風呂が自慢。 支笏湖と直結した野趣あふれる湖畔の岩風呂は、まるで湖に浸かっているような一体感を味わえる。 丸駒温泉旅館(0123-25-2341)

交通:
支笏湖畔ターミナルより丸駒温泉送迎バスで20分

松原温泉

千歳から長沼方面に向かう国道337号の途中に湧く一軒宿。千歳市泉郷にある松原温泉は、かつては遠来からの湯治客でにぎわったという。泉質は食塩泉と重曹泉。2つの源泉があり、胃腸や糖尿病に効果絶大といわれる。(宿泊はできません) 松原温泉旅館(0123-29-2536)

交通:
JR千歳駅より車で30分
休館日:
第1木曜日休館
料金:
入浴のみ400円 入浴休憩800円

観光ガイド

支笏湖ビジターセンター

支笏湖温泉街の南に位置し、ジオラマやパネルなどで支笏湖の生い立ちや自然、支笏湖周辺に生息する野生動物についてわかりやすく紹介している。レクチャールームではマルチスライドで支笏湖の四季や自然などの様子を見ることができる。夏休み期間には周辺を散策しながら、バードウオッチングや植物を観察する自然観察教室が開催される。

交通:
JR苫小牧駅よりバス約40分
開館時間:
9:30〜16:30館
料金:
無料

苔の洞門(こけのどうもん)

これぞ、まさしく「カルデラの神秘」といわれるのが苔の洞門。訪れた人、誰もが感嘆の声を上げる。樽前山の噴火によって流れ出た溶岩の割れ目が、火山岩の風化や沢水などの侵食によりできた 自然の回路状の谷で、その岩肌に苔が密生してできたものだ。風不死(ふうふし)岳の麓に刻まれた渓谷が、高さ10m、長さ420mにわたって形成されている。その岩壁の両側には、エビゴケ、チョウチンゴケ、 オオホウキゴケなど30種類の苔が密生し、幻想的な緑の回廊を作り出している。駐車場から遊歩道を15分ほど歩けば、手軽にこの幻想回廊を観賞できる。 一般公開は6月上旬から10月下旬の9:00〜16:00に限定。夜は熊の聖域になるという。

交通:
JR千歳駅からバス40分 支笏湖畔で乗り換え バス25分
(7〜9月のみ運行)

野鳥の森

休暇村、支笏湖に隣接し、ジオラマやパネルなどで支笏湖の生い立ちや自然、支笏湖周辺に生息する野生動物についてわかりやすく紹介している。レクチャールームではマルチスライドで支笏湖の四季や自然などの様子を見ることができる。夏休み期間には周辺を散策しながら、バードウオッチングや植物を観察する自然観察教室が開催される。

交通:
JR千歳駅又は苫小牧駅からバス40分 支笏湖下車後、車で5分

オコタンペ湖

支笏湖の北西に位置する周囲約5kmの小さな湖。湖面の色がエメラルドグリーンやコバルトブルーなど天候や時間帯によって変化するため、その神秘的な表情から北海道三大秘湖の一つに数えられる。展望台からその美しい光景が眺められる。

交通:
JR千歳駅又は苫小牧駅からバス40分、支笏湖下車 車で25分

巨木の森

支笏湖を取り囲む美しい原始林。北国を代表するその手付かずの森の一つが、湖の西岸・美笛の巨木の森だ。神秘的なその森には、森の精霊が棲むという。90%以上が天然林で覆われている支笏湖周辺の中で最も原始境とされる。美笛とは、アイヌ語のピフィ(小石原にある川の意)に由来する地名で、この一帯には、樹齢300年以上のカツラ、ミズナラの大木が天を突くようにそびえ立ち、いつの間にか自然に「巨木の森」の名がついた。そして美笛川河口の中州には、湖水の影響で立ち枯れたといわれる巨木の根株も点在している。"神秘的なその森には、森の精霊が棲む"とは、地元の人の話。森の中を歩くとこの話が嘘ではない気がしてくるはずだ。(支笏湖畔にある)

樽前山(たるまえさん)

支笏湖カルデラを囲む山々のうち、樽前山は手軽に登れる活火山。山頂には不思議な溶岩ドームが存在する。溶岩ドーム(溶岩円頂丘)という聞き慣れないドームが、樽前山の山頂にある。山頂部の火山荒原に高さ130メートル、直径450メートルの火山活動で誕生したドームがあるのだ。樽前山の爆発で流れ出た粘性のある溶岩が、火口から遠くへ流れる前に固まり、この奇観が誕生した。ドームの噴気孔からは、今なお白煙が上がる。7合目の駐車場から山頂まで40分ほどの登山で、火山の大迫力に感動することができる。7合目周辺は森林限界で、見晴らしも最高にいい。登山道周辺には高山植物が咲き、雲上の花見が楽しめる。

交通:
JR千歳駅または苫小牧駅よりバス40分、支笏湖バスターミナルより徒歩20分。山頂まではさらに60分。

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