第29回 日本人が昨年1年間に行った国内宿泊旅行の状況は…
2004.10.27
国内宿泊旅行の回数
平成16年度版の『観光白書』によると、我々日本人が昨年(平成15年)1年間に国内宿泊旅行に行った回数は、国民1人当り平均2.11回で、国民全体では延べ2億6,900万回となっています。これを旅行の目的別に見ると次の通りです。
- 第1位:
- 観光・・・1人当り平均1.16回(全体の54.8%)
- 第2位:
- 家事、帰省・・・同0.46回(同21.7%)
- 第3位:
- 業務・・・同0.26回(同12.3%)
- 第4位:
- 兼観光(観光を兼ねた家事、帰省、業務)・・・同0.12回(同5.7%)
前年比較では、前年(2.49回)より15%減少しており、過去5ヵ年で見ても最低の水準となっています。
国内宿泊旅行の宿泊数
宿泊日数は、国民1人当り平均3.96泊で、国民全体では延べ5億600万泊となっています。これを目的別にみると次の通りです。
- 第1位:
- 観光・・・・・・・・・・・・1人当り平均1.69泊(対前年比9%減)
- 第2位:
- 家事、帰省・・・・・・同1.13泊(同25%減)
- 第3位:
- 業務・・・・・・・・・・・・同0.7泊(同2%減)
- 第4位:
- 兼観光・・・・・・・・・ 同0.31泊(同21%減)
前年比較では、旅行回数と同じく前年(4.65泊)より約15%の減少しており、過去5ヵ年で見ても最低の水準となっています。
国内宿泊旅行の消費額
宿泊旅行で消費した金額は、国民1人当り約93,100円で、前年に比べ12.6%の減少となりました。また、宿泊観光旅行で消費する金額は、国民1人当り約47,700円で、前年に比べ9.1%の減少となりました。
国内宿泊旅行が不振であった原因
日本人の国内宿泊旅行は、10年程度のスパンで見ると、平成3年をピークにその後減少傾向が続いており、その原因として次のことが挙げられます。
- 宿泊旅行のみならず、海外旅行も伸び悩み傾向にあり、全体として「宿泊旅行」の回数が減っていること。その原因は、可処分所得の減少、資産価値の低下、少子高齢化や雇用調整による先行き不安などで個人消費が低迷していること。
- 割安な海外旅行商品が販売されていること。
国内宿泊旅行の減少分が、海外旅行の増加になっていると思っていたのですが、実は海外旅行も平成8年から伸び悩んでいます。1日も早い景気の回復が望まれますね・・・。