ホテル業界の動向



第27回 迎賓館の話② 知っているようで実は知らない「迎賓館赤坂離宮」…

2004.10.04

東京・赤坂の「迎賓館赤坂離宮」とは…

 東京の中心に位置する「四谷駅」で降りると、一瞬目が奪われるほど素晴らしい"ネオバロック様式の華麗な洋風宮殿"が目に入ります。それが「迎賓館赤坂離宮」で、外国の王室や首脳に対して接遇を行うための国内唯一の施設です。
 一帯は緑豊かな環境に恵まれ、正門に続く大通りの両側と中央分離帯にはユリノキの大木が立ち並び、日本らしからぬ雰囲気に"ここが本当に東京なの"と思ってしまうほどです。

 迎賓館は元々明治42年(1909年)大正天皇が皇太子の時、"御成婚後の新居"として建造された「東宮御所」を、昭和49年(1974年)に国の迎賓施設として改修したもので、明治期の洋風建築の傑作とされています。敷地は約35,000坪で、昭和49年(1974年)には和風別館も増築されています。

 また迎賓館に続く南側の広大な一帯は「赤坂御用地」という最高の環境で、赤坂御用地には皇太子・妃両殿下のお住まいである「東宮御所」を始め、秋篠宮邸、三笠宮邸など宮家のお屋敷があります。

迎賓館を一般公開して観光振興…

 ところで、迎賓館が一般公開されているのをご存知ですか。実は迎賓館は年1回一般公開されています。あまり知られていないけれど、希望者は5月の募集期間内に往復はがきで応募し、抽選の結果当選した人だけが8月の数日間に限り見学できるのです。

 迎賓館が一番暇な時期(?)という理由で8月らしいのですが、実際問題として迎賓館は年何回利用されているのでしょうか。内閣府によると昭和49年(1974年)の開設以来平成15年(2003年)9月迄の29年間で246回利用されたという。
 年間に換算すると10回に満たないし、年間の維持費は約18億円とされています。お金もかかるし、勿体無いですね。

 そこで提案です。税収も厳しい折、観光立国を目指しているのですから、この際思い切って入場料を取って一般開放したらどうでしょうか。フランスの「ベルサイユ宮殿」やイギリスの「バッキンガム宮殿」を模して建築された絢爛豪華なこの宮殿、外国人観光客はもとより日本人にも大人気となるでしょう。
 老婆心ながらその際は英語、中国語、韓国語、フランス語、ドイツ語など重点8市場向けのオーディオガイドをご用意ください・・・。

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