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第26回 迎賓館の話① 賛否両論「京都迎賓館」建設中…

2004.09.22

「京都迎賓館」建設中…

 京都迎賓館という2つ目の迎賓館が間もなく完成するのをご存知ですか。恐らく多くの方はご存知ないと思います。
 この京都迎賓館は、平成6年「平安建都1200年記念事業」の主たる事業として閣議決定された後、平成14年3月に起工式が行われ、現在年内(2004年)完成に向けて着々と建設工事が進められています。

 建設予算は平成13年度が約20億円、平成14年度が60億円、平成15年度が75億円、そして平成16年度の概算要求が82億円ですので、最終的な建設費は240億円となりそうです。
 日本の伝統・文化を象徴する和風建築として大いに期待されるところですが、税金の無駄遣い、あるいは文化遺産を破壊するなどの反対意見が多いのです。

「京都迎賓館」建設反対の理由…

 というのは、東京・赤坂に立派な「迎賓館」(赤坂離宮)があるのにどうして2ヶ所も必要なのか、無用の長物だ、というのがその理由です。実際問題として先進諸国の中で2つの迎賓館を所有する国は無いらしいし、外国の賓客を京都で接遇する場合には、「大宮御所」が使われているということです。

 また建設地が"京都御苑の敷地内、それも京都御所の隣"というのも問題で、ご承知のとおり、「京都御所」は東京遷都までの約500年間は皇居に定められ、その敷地ともいうべき京都御苑には200に及ぶ宮家や公家の屋敷が建ち並び、蛤御門など9つの門で守られていました。
 現在その屋敷などは殆ど取り壊されていますが、「京都御所」、「仙洞御所」、「大宮御所」を始め「旧閑院宮邸」、「九条家の庭園や拾翠亭」、蛤御門などの「九門」等々主な史跡は残されており、本来世界遺産に登録されるべき歴史的遺産の宝庫とされ、日本の宝とも言われています。

 一説には、京都御所を始めとする一連の史跡は世界遺産に申請すればいつでも認可されるにも拘わらず、京都迎賓館を建設するために、政府は世界遺産登録を見送ったという話があります。つまり世界遺産に登録されると、現状維持が義務付けられ、新たな建物の建設など一切できなくなるからだというのです。
 それが本当だとしたら、そこまでして建設する目的はいったい何なのでしょうか。

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