ホテル業界の動向



第3回 「外国人旅行者がイメージする日本」とは…

2003.11.26

日本のイメージは「工業大国」あるいは「経済大国」

 日本は豊かな自然や伝統文化を有しながら、海外では「工業大国」あるいは「経済大国」というイメージが強く、"行ってみたい外国"としてあまり人気がないのが実情です。
 一度出来てしまったイメージを変えるのは大変だと思いますが、何とかイメージチェンジをして、日本の魅力を知ってもらえたらと思います。その意味で前回ご紹介した「ビジット・ジャパン・キャンペーン」の果たす役割は大きく、キャンペーンによって"日本に行ってみよう"という外国人が一人でも増えてほしいと思います。

外国人旅行者が感じた日本とは…

 では実際に外国人旅行者は日本についてどんなイメージをもっているのでしょうか。『観光白書』の統計データをご紹介します。訪日前のイメージで1番多いのは「きれい、清潔」(7.8%)で、次に「親切、礼儀正しい」(6.7%)、「先進国、経済大国」(5.9%)と続き、着物、侍、富士山などもわずかに挙げられています。
 一方訪日後になると、訪日前に2番目だった「親切、礼儀正しい」(11.8%)が1位となり、以下「きれい、清潔」(10.5%)、「物価、料金が高い」(3.8%)と続き、「先進国、経済大国」のイメージは5.9%から2.5%と大幅に減少します。
 最近、台湾や韓国などで日本人歌手やタレントが大人気となっていますし、日本の「サムライ映画」が欧米で話題になるなど「日本ブーム」になっていますので、日本のイメージも少しずつ良くなっていくのではないでしょうか。

訪日外国人の訪問先と目的は…

 外国人旅行者は日本に来ると、どこを訪れているのでしょうか。2001年の統計では、1位が「東京」で56.5%の人が訪れています。以下2位「大阪」(25%)、3位「京都」(15%)、4位「神奈川」(15%)、5位「千葉」(11%)と続きます。
 また『訪日目的』は、1位が「業務」(36.9%)、2位「観光」(27.9%)、3位「友人や親戚訪問」(9.8%)の順となっています。
 このデータから想像すると、東京や大阪は仕事が目的で、京都は観光目的、千葉はディズニーランドが目的でしょうか。神奈川は横浜へ仕事と箱根観光(?)が少々でしょうか。

外国人旅行者が感じる日本の問題点は…

 『宿泊施設』に関する外国人旅行者の心配と評価はどうなのでしょうか。訪日前に心配していることで一番多いのは「言葉」(22.3%)で、次に「料金」(16%)、「食事」(9.2%)、「設備」(3.1%)の順となります。
 訪日後の評価で『問題あり』と感じているのは、1位と2位が逆転し、「料金」(21.9%)、「言葉」(19.4%)、「食事」(11.4%)、「設備」(7.2%)の順となります。
 訪日外国人旅行者のお小遣いは"1日平均2万円"といわれています。ですから世界一高い日本の物価に驚くでしょうね。まして東京に来た56%の人は、尚更でしょう。

次回は「国際旅行のランキング、日本は何位…」についてご紹介します。

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